AuthenticationというプラグインがCakePHP3の後半バージョンで導入されました。
その名の通り、認証を操作するためのプラグインです。Auth認証とかいうアレです。
これまでのCakePHPではAuthComponentというものを使って認証処理を実装していたのですが、いつの間にやら非推奨になっておりまして「お前らこれからはAuthentication使ってくれよな!」と言い出しました。
別にいいんですけど、いきなり非推奨にしなくてもいいと思うんですよ。
さておき、Authenticationプラグインの導入方法を説明してみます。
実際にはここを読んだだけでAuthenticationを使った認証処理の実装はできないのですが、その辺はこちらの記事の都合というやつですのでご了承下さい。
<今回の実行環境>
CakePHP4.2.4
PHP7.4
DBは使用しませんので割愛します。
Authenticationプラグインのインストール
Authenticationはみんな大好きComposerからインストールするのが一般的です。
他のインストール方法もあると言えばあるんですが、Composerでインストールする以外の方法にメリットを全く感じません。
きっとお手元のCakePHP4アプリケーションもComposerでインストールしたかと思います。
同様にComposerをコマンドでブッ叩いてAuthenticationプラグインをインストールすればOKです。
Authenticationプラグインのインストールコマンドを確認する
Composerでインストール可能なパッケージは、Packagist.orgというサイトで管理されています。
ここでインストールしたいパッケージを検索して、コマンドを実行してインストールします。
CakePHPの公式にComposerのコマンドは書いてあるのですが、バージョン指定せずに最新版をインストールした方が都合がいいかと思います。
Packagist.orgを開き「cakephp/authentication」と検索してみましょう。
恐らく以下のようなコマンドが記載されているかと思います。
composer require cakephp/authentication
上記がComposerでAuthenticationを最新バージョンでインストールするコマンドになります。
どうしてもバージョン指定したい場合は以下のようなコマンドになります。
composer require cakephp/authentication:2.4.0
あんまりバージョン指定することないんじゃないかなとも思うのですが一応。
ComposerからAuthenticationプラグインをインストール
コマンドを確認したことですし、あとはコマンドを実行するだけです。
自分は意識低いのでMac標準のターミナルを使うのですが、その辺はお好みで。
$ cd project_root
$ composer require cakephp/authentication
project_root部分は端折っていますが、CakePHP4のルートディレクトリです。
srcディレクトリとかvendorディレクトリとかあるとこですね。
このコマンドを実行後、AuthenticationプラグインがCakePHP4アプリケーションにインストールされます。
まとめ
今回の記事の通りにAuthenticationプラグインをインストールしたところで、実際に使うところまでは辿り着きません。
インストールしたAuthenticationプラグインを、開発するCakePHP4アプリケーション側で有効化する必要があります。
そちらに関してはまた別記事で書こうかと思います。
以上がCakePHP4にAuthenticationプラグインを導入する手順になります。
お疲れ様でした。